2016年8月16日火曜日

似非プレイ記 盗賊ギルド その7 白き小瓶

※ 盗賊ギルド関連のクエストのプレイ記ぽいものです。冗長や省略が多々あります。
※ 今回は盗賊ギルド関連のクエストではありません。




 見捨てられた洞窟に入るといきなり白骨死体に出くわした。
 さらに中からは狼の遠吠えが聞こえる・・・ヌレリオンのようなろくすっぽ戦闘経験のないような老いた錬金術師が来ても白骨死体の仲間入りしていただろう。
 こちらは盗賊とはいえ、それなりの戦闘経験はあるつもり。ニルインに教わった弓を早速試してみる。

 狼を倒した洞窟の奥は古代ノルド様式の遺跡になっていた。
 白き小瓶を作ったクラルミルがいつの時代に生きていたのかヌレリオンは具体的には教えてはくれなかったが、ここがクラルミルの墓というのは間違いが無いのだろう。
 しかし、中はろうそくやたいまつなどの灯りがついている・・・人の出入りは無いはずだけど。

 その理由はすぐに分かった。
 注意深く進むと、狼とは違うペタペタと湿ったような足音が聞こえてきた。
 ぼろぼろの古代ノルドの皮鎧を着た、干からびたように見える身体の・・・あれはドラウグルだ。
 ドラゴンが人間を支配していた時代、竜教団の司祭の死体と共に埋葬された生ける屍だと聞いたことがある。
 幸いにして動きはそれほど速くはないので、私の弓の腕でも充分に倒すことができる。
 ニルインがここまで予測して私にこの仕事を回したのかは怪しいけど、彼の言ってた通りに腕試しには最適だろう。

 とはいえ油断できる相手でもないのは確か。
 私はコートとフードを脱ぎ去り確実に一体ずつ倒しながら先に進んだ。
 寝ていたドラウグルが起きて襲ってきたのにはびっくりしたけど。

 時には弓で倒しきれずに接近戦で、時にはあからさまな罠のある部屋をやりすごし私は奥に進んだ。

 遺跡の最奥、クラルミルの棺のさらに奥の小部屋に白き小瓶のありかへと繋がる仕掛けがあった。
 自分の棺よりも奥に隠すとは、白き小瓶はクラルミルにとって相当大事なものだったようだ。

 仕掛けは何かを注ぎ込むような器の形をしている。
 器にヌレリオンから預かった混合物を入れると小部屋の壁の一部が動き白き小瓶の隠された部屋が現れた。

 見付かった白き小瓶は残念ながら割れていた・・・・・・。
 この割れた小瓶がヌレリオンの人生をかけて捜し求めていた物だというのは、あまりにも悲しい結末だ。
 けれど私にはこの小瓶をどうすることもできない・・・ヌレリオンに届ける以外は。

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