※ 盗賊ギルド関連のクエストのプレイ記ぽいものです。冗長や省略が多々あります。
※ 今回は盗賊ギルド関連のクエストではありません。
「娘をフォースウォーンから取り戻してくれてありがとう。ディベラはお前をよこして正解だった」
う~ん…やっぱりそう思うわよね。
マルカルスの聖堂に向かう前にフョトラと彼女の両親を一目合わせようと、私はカースワステンに寄った。
彼女の父親エンモンは私をディベラの使徒だと誤解しているようだ。信仰深い方ではないとはいえ盗賊ギルドに所属している手前、暗闇の女公ノクターナルを進行している身としては複雑な心境だ。
「フョトラ、怪我はないか?」
「もちろんないわ。元気よ」
「愛しい娘よ、いつも達者だな。 どこに行かなければならないか分かっているか?」
「マルカルスの聖堂に。私…お父さんとお母さんを残していかなきゃならないの」
「お前をそこに送るのは父さんたちの名誉だよ」
「あの人がマルカルスまで送ってくれる。気をつけてな」
「ええ、もちろん…」
この娘はこれから一生をマルカルスのディベラ聖堂で過ごす。
両親に会うことは二度とないかもしれない。
ディベラ聖堂に着くとディベラの神官ハマルはフョトラをシビュラとして招き入れる儀式の準備をしているところだった。「彼女の家族には、信頼できる人のもとにいると伝えます」
それ自分で言うのはどうかと思うけど。
「あなたの罪は赦されました。それだけではありません、ディベラの祝福に値する功績です。祭壇の前で跪きなさい。ディベラが贈り物を授けてくれるでしょう」
見逃してくれるだけでいいわよ。
「さあ、こちらへ来なさい。女神に拝謁する準備をしてあげましょう」
ハマルはフョトラにそう声をかけると神殿の奥へ足を進め、フョトラもそれについて行った。
これ以上は私がついていく必要はない。いや、ついて行ってはいけないだろう。
彼女と私の道はここまで。彼女は彼女の道を歩み、私は私の道を歩く。
そう、私は盗賊の道をね。
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