2016年6月11日土曜日

似非プレイ記 盗賊ギルド その3 サマーセット・シャドウズ

※ 盗賊ギルド関連のクエストのプレイ記ぽいものです。冗長や省略が多々あります。




「小娘、これを持って行け」
 出かけ際にブリニョルフが私に小瓶を二つ渡してきた。
「透明化の薬さ。 盗みはお前の天賦だ、だが今はまだそれが必要になる時もあるだろう
 ふうん・・・・・・一応、持って行くわ。
「今回は同業者が相手だ。俺達の力を見せ付けてやれ、小娘」

 そういえば、まだ盗賊ギルドに入る前にリフテンの馬屋で働いているシャドルの借金の件を片付けた時に礼がわりの報酬として透明化薬を貰ったことがあったわね。
 シャドルの借金の相手がサファイアという名前の女性で(もちろん本名じゃない)、盗賊ギルドに入ってから彼女がギルドのメンバーと知ってびっくりしたわ。
 幸い彼女は私に対して恨みに思ってるなんて事はなかったし、同じギルドのメンバーとして必要以上にと言ってもいいくらいに仲良くしてくれている。
 もちろん、節度は守った上でね。


 ウィンドヘルムに入ってすぐの宿屋、キャンドルハース・ホールでトルステン・クルーエル・シーに接触した。
「娘のフョトリが・・・数ヶ月前に殺されてしまったんだ。娘は自分の血の海に横たわっていたよ。」
 トルステンはしぼりだすような声で私に話し始めた。
「物取りの犯行だと思う。いつも宝石類をじゃらじゃら身に着けていた。今に危ない目に遭うぞと叱ってやったが、まさかこんな事になるとは・・・」
 なるほど。でも、これはウチのギルドのやり方じゃないわ。
「言うまでもない。何週間もかかったが、ついに犯人を突き止めた。あのアルトマーだよ、想像できるかね?」
 アルトマー?"仕事"で何度かウィンドヘルムには来たことがあるけれど、その・・・人気のない時間に来ることが多かったからウィンドヘルムにアルトマーがいる事さえ初耳だわ。
 で、そのアルトマーの彼が犯人だという証拠は?
「ああ・・・その前に一つ訂正させてくれ。 彼じゃなくて"彼女"だ」
 女!?

「奴はこの辺りに新しくできかかっている、一種のギルドに所属する盗賊だと公言していた。ロンリー・ゲイル船長に密輸の誘いをかけていると耳にしたこともある」
 それがデルビン爺さんの言ってた競合ギルドね。
「そうだ、デルビンにも話したとおり我々は助け合えるはずだ。娘の遺品を取り戻してもらいたい。そのついでに君は商売敵のギルドを排除すればいい」
 商売敵をどうするかはこちらが決めるわ。取り戻してほしい娘さんの遺品ってのは何?
 さすがに盗まれたもの全てって訳にはいかないわよ。
「取り戻して欲しいのは一つだけ、銀のロケットだ。クルーエル・シー家に代々伝わる家宝でね。娘も気に入っていつも身に着けていた。他の遺品は君への報酬とでも思ってくれ」
 分かったわ。じゃあ、そのアルトマーに関する情報をちょうだい。
「ニラナイという名前で、ここウィンドヘルムに家を構えている。身辺を探ればはっきりとした証拠が出てくるはずだ。だが、勘付かれれば逆にこちらを陥れようとしてくるかもしれん」
 今も盗賊ギルドに汚名を着せようとしてるみたいね。
 情報はこれで充分よ。あとはこちらに任せて。

「私は"目には目を"の思想を堅く信奉している・・・」
 キャンドルハース・ホールから出て行こうとした私の背中に向かって、トルステンはつぶやくように言葉を吐いたが、私は聞こえなかった振りをしてそのまま外に出た。
 娘さんのことは同情するけれど・・・殺しなら別をあたってちょうだい。

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