2017年6月25日日曜日

似非プレイ記 盗賊ギルド18 希望の兆し

※ 盗賊ギルド関連のクエストのプレイ記ぽいものです。冗長や省略が多々あります。




 次の仕事はマルカルスだ。ついこの間行ったばかりのような気もするけど。
 銀細工師のエンドンという人物がウチのギルドに仕事を依頼してきたらしい。
「昔の話だが、彼の親父はギルドと懇意にしていた。 我々としては、その意図族の影響力をまた使えるかもしれないぞ」
 デルビン爺さんによれば盗賊ギルドがマルカルスで再び重要な位置につけるかどうかはこの仕事にかかっているらしい。
 まあ、気負わずにいつも通りやらせてもらいますよ。

 エンドンにはマルカルスの宿屋シルバーブラッドで接触した。
 ひどく困り果てた顔で宿屋の暖炉の前に座っていたが、私が盗賊ギルドの人間と分かると日照りに雨といった様子で元気を取り戻し声を上げた。
「助かった!」
 ちょっと!宿屋には他にも客がいるのよ、声を落として!
「あ、ああ・・・すまない。ほかに頼る相手もいなくて・・・」
 分かったから、最初から話して。

「数ヶ月前、カジートキャラバンを介してヴァレンウッドの職人に特別な銀細工の金型を発注したんだ。 だが、品物は一向に着かなかった。
 後で分かったんだが、リゲル・ストロング・アームが率いる山賊どもに盗まれたらしい。」
 盗んだ相手も分かってるなら盗賊ギルドの助けが必要なのかしら?
「いいかい、首長、執政、私兵など、いろんな方面に話はしたんだ。だが、どこからも今は人手が足りないと言われてしまった。
 これも後で知ったんだが、リゲル・ストロング・アームはアジトに多くの見張りと罠を仕掛けていて、盗まれたものを取り返せた者はいないらしい。金で買い戻す以外にはな。
 だが街の噂で、盗賊ギルドがマルカルスに戻ってくると知って・・・それでもしかしたらと・・・」
 盗賊ギルドなら盗まれたものを取り返せると
「その通りだ。この金型は替えがきかないんだ。取り返してくれたら自分が盗賊ギルドに役に立つ人間だと証明して見せよう。」
 なら、すぐに取り掛かるわ。奴らのアジトの場所を教えてくれたらね。
「ああ、頼む。金型はパインウォッチという山賊の隠れ家に運ばれたらしい。そこに何人いるか分からないが、ディベラの巫女を取り返したあんたにとっては問題じゃないだろう」
 ぐっ・・・あの一件に私が関わってるって知ってたのね・・・さっきから情報を集める能力が高いとは思ってたけど、ギルドにとって役に立つというのも嘘ではなさそうね。

 パインウォッチと呼ばれる山賊の隠れ家はファルクリース領のファルクリースからヘルゲンへ向かう街道沿いにあった。
 民家を装っているけど、忍び込んでみれば中には物騒な武器の類が無造作に置かれていて、単なる民家ではない事を物語っている。
 地下には居住スペースに男が一人・・・武装もしてないし農民のふりをしてるなら話しかけて情報を得るのを試してみる価値ありそうね。

「エンドンの金型?なら、来る場所を間違えてるよ。ここには銀細工師はいない。価値のある物はなにも持ってやしない。やっとこ食っていける貧しい木こりにすぎないのさ。
 ロールラックと名乗った木こり(のふりをしてる)男はそう答えた。
 まあ、簡単に口を割るとは思ってないわよ。でも、あまり頭は良くないようね。
 私は"銀の"金型だなんて一言も口にしてないわよ。
「つまり、エンドンはマルカルスの銀細工師だから、その・・・てっきり・・・」
 いい?よく聞いて。
 ここがリゲル・・・え~と、ストロング・アームのアジトだって情報はすでに盗賊ギルドは把握してるわ。
 あなたがいくらで雇われてるかは知らないけど、あなたが鎧を着たまま寝ていてもその鎧をあなたに気付かれずに盗んでいくような人たちを相手にするのは割に合わない仕事だって分かるでしょ?
「・・・・・・」
 盗賊ギルドを相手にして、リゲルがあなたを守ってくれると思うならそれでもいいわ。でも、そうじゃないなら自分の身の安全を第一に考えた方がいいわよ
 盗賊ギルドは命まで取るようなことはしないわ。
「・・・どこに金型があるかははっきりしないが、思い当たることがある」
 いいわ、続けて。
「我が家の暖炉とは反対側の壁に、おかしなボタンがあるようなんだ。いつもなんだろうと不思議に思っていた。
 これから出かけるんだ。木こりの仕事は当分休みってわけだ。分かるだろ?幸運を祈る」
 そう言うとロールラックは取るものも取り敢えずそそくさと出て行った。
 山賊の見張りなんてやめて真面目に木こりになる事をお勧めするわよ。

 ロールラックの言った通り暖炉の反対の壁にはボタンがあった。
 アジトへと続く隠し通路への入口を開けるボタンだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿