2015年9月27日日曜日

道化師の小さな歌

道化師の話。




 道化師をいまさら説明する必要もないでしょうが、おどけた仕草などで人を笑わせたりする人達です。
 シセロはシェイディンハルの聖域にいる時に、守りし者になる前の最後の仕事として道化師を殺して・・・まあ、そこら辺はシセロの日記を読んでいただければ。
 ちょっと気になるのがシセロが殺した道化師の事です。
「前作(オブリビオン)では道化師なんていなかったじゃないか!」という話ではなくて(いやでも、ちょっとは思ってる)気になるのは道化師が殺された理由です。

 もちろん闇の一党の暗殺クエストの中には依頼人も理由も判然としないものや明らかに理不尽な理由のものもあったりするんですが、一応シセロの最後の暗殺のターゲットですからそれなりの相手だったらいいなぁと思ったりする訳です。

 百年前はいたんですか?道化師。

 百年前といえば 4E 101年になりますが、98年に双子の月が消失して2年後に戻ってきて、それをアルドメリ自治領が自分たちの手柄だと言ったもんだからエルスウェアが云々・・・という事で帝国全体がきな臭くなってきた時期ですね。
 スカイリムでもリフテンの首長が暗殺されてホスガンという人物が首長になり虐政を敷き始めた時期です。
 そうなる以前のリフテンはキャラバン貿易や無数の露店で栄えていたらしいので道化師なども見受けられたのかも知れませんね。

 ロレイウスはシセロの事を Jester と言っています。
 (UESPでJesterを検索してみると・・・一作目(Arena)やTESOにはいるんですね。未プレイなので詳しくは分かりませんが)
 Jesterとは宮廷道化師を指す言葉でもあります。
 宮廷道化師とは、自由な振る舞いを許され貴族や君主に対してさえも無礼な言動が許されている人達です。
 人々を楽しませるだけではなく、時には皮肉や批判なども行っていたようです。
(曽呂利新左衛門とか東方朔みたいな感じでしょうか・・・って逆に分かり辛い喩えか)

 自由な振る舞いや言動が許されているとはいえ、それが行き過ぎてしまうと(今風に言えば「ラインを超えてしまうと」)追放されたり首を切られたりする事もあったそうです。
 シセロが殺した道化師も誰かの逆鱗に触れてしまい黒き正餐をされてしまったのかもしれませんね。

 余談ですが、おざなりダンジョンで道化師に扮したファルコが王を助けた後の会話が好きです。

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